※投資は自己判断でお願いします。
こんにちは。サイジです。今回は「バフェットの財務諸表を読む力」についてご紹介します。
そんなあなたにおすすめです。
バフェット関連の本はたくさんあります。ただ、具体的にどのようにしてあまたある企業の中から厳選しているのかという手法を詳しく取り扱う本はなかなか珍しいです。
「バフェットの財務諸表を読む力」の著者はデビット・クラーク氏とメアリー・バフェット氏で、お二人ともバフェットの弟子のような方です。
ちなみに、メアリー・バフェット氏はバフェットの息子さんの元奥さんらしいです。
なぜ離婚してもバフェット性のままなのかは不思議ですね。
かなり貴重なことが書かれていますし、購入して何度も読み返しながらあなたの投資に活かす教科書のように扱っていきましょう!
目次
「バフェットの財務諸表を読む力」の要約

本書は以下の3つに要約できます。
①財務諸表から「永続的競争優位性」を持つ要素を見つけることがあなたをリッチにする
②永続的競争優位性は損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書という財務3表から見つけられる
③短期的に価値が急上昇する株よりも、長期的に安定した成長を成し遂げている企業の株こそがエクイティ・ボンドである
まず競争優位性とは、文字通りその企業が他の企業との競争に優位に立てている状態のことを言います。その状態が今後も続いていくだろう企業に対して「永続的競争優位性を持つ」とバフェットは表現しています。
永続的競争優位性を持つ企業は他の企業より優秀にお金を稼ぐ力があり、株価の上昇も期待できます。
どのように永続的競争優位性を持つ企業を見分ければよいか、評価すればよいかを本書では徹底的に解説してくれています。
エクイティ・ボンドとは?ウォーレンの言う“エクイティ・ボンド”とは、元本保証型の株価指数連動債権のようなものだ。優良企業の株に対する投資は、倒産のリスクがないため、元本が保証されているにひとしい。そして、優良企業の株を保有しつづければ、株価に連動して投資価格が上昇するのはもちろん、1年ごとに、“利札もしくは利子”に相当するリターンを受け取れるのだ。「バフェットの財務諸表を読む力p183」
株は元本割れするリスクがありますが、バフェットいわく、財務諸表から永続的競争優位性を持つ優秀な企業を見つけて株を購入すると、実質元本が保証されて上がり続けることができる、ということです。
① 財務諸表から「永続的競争優位性」を持つ要素を見つけることがあなたを億万長者にする
本書ではとにかく永続的競争優位性を持つ企業を探せるように内容が展開されています。そのために10年間の財務諸表をくまなく読むことが大事です。
単年だけ伸びていてもずっとあなたを裕福にしてくれるとは限りません。過去10年分の数値を紐解いて、あなたに力を貸してくれるかどうかを見分けることが重要です。
具体的にどの項目のどんな数値でどのような基準だったらよいのかはすべて本書に書かれています。
② 永続的競争優位性は損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の数値から見つけられる
「バフェットの財務諸表を読む力」では損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書を章ごとに分けて解説しています。
それぞれの財務諸表のどこをどう見るべきなのかを理由付きで詳しく紹介しています。端的にわかりやすく書かれているので財務諸表の基本がわかれば、投資初心者でも理解できる内容です。
僕は本書から財務諸表を読み解くときにチェック項目を作成して、投資判断をしています。
本書を教科書としてご購入され、実際に財務諸表を読みながら本書で調べるやり方がおすすめです。
③短期的に価値が急上昇する株よりも、長期的に安定した成長を成し遂げている企業こそがエクイティ・ボンドが実現できる
バフェットの財務諸表を読む量は膨大です。一企業につき10年分の財務諸表を読みます。当然、数多くの企業を調べますから、バフェット流投資を実行するには根気が必要です。
ただし、それさえ乗り越えてスーパースター企業を見つけることができれば、あなたをリッチに導いてくれる可能性があるわけです。それこそまさにエクイティ・ボンドですね。
そういうわけで本書にバフェットが着眼している項目はかなり貴重ですし、それを普通に買って読める素晴らしさったらありゃしないですね。
米国企業の財務諸表を実際に調べる方法

ここまでお読みいただいたあなたはそう思われるかもしれません。ただ、米国企業の財務諸表は簡単に調べることができます。
こちらについてはEDGARというサイトがおすすめです。
EDGARとは?企業その他法人が1933年米国証券法および1934年証券取引所法等に基づき証券取引委員会 (SEC)へ提出が義務付けられている書類を自動収集・確認・分類・受理等するためのシステムの名称である。
Wikipedia
EDGARは米国企業の年次報告書が閲覧可能です。
以下にEDGARで米国企業の財務諸表の調べ方を貼っておきますので是非確認してください。英語サイトですが、日本語で解説しています。
グーグル翻訳で、ある程度理解できますよ。
ちなみにEDGARで過去の年次報告書が出てこない場合は、
「〇〇(企業名) annual report △△(2011などの年代)」でググると、企業のHPが出てきて見られることがあります。
投資にチャレンジするならここ

「バフェットの財務諸表を読む力」を読んで投資を始めたくなった!という方は口座を開設しましょう。
口座開設の方法は、銀行などの窓口かネットで解説する2通りの方法がありますが、僕はネット証券をオススメします。
理由は窓口での解説だと、利用手数料が高額になるからです。
僕が使用しているネット証券はマネックス証券とSBI証券です。
どちらも利用手数料が安いのでおすすめです。マネックスは数年前に仮想通貨取引所のコインチェックを買収して話題になりましたね。
まとめ
「バフェットの財務諸表を読む力」を読めば「僕でもできるかも!」と思えてきます。
もちろん簡単な道のりではないですが、「鉄は熱いうちに打て」と言われるように、情熱が滾っている間に財務諸表を調べて、口座を開設して株式投資に挑戦してみましょう!