投資

【米国株】フォードの株価・配当、財務データの銘柄分析

こんにちは。サイジです。

本記事ではフォードの配当、株価上昇率や銘柄分析の結果から、今後の投資価値を探っていきます。

悩む人
悩む人
フォードの株を買ったらどれくらいの配当金がもらえるのかな? 株価は今後も上がっていくのかな? いろいろな財務データを見ながら投資の判断をしたい

こちらの疑問にお答えしていきます。※投資は自己責任でお願いします。

本記事の要約

①フォードの株価上昇率はS&P500を大きく下回る
②配当額は減っており、魅力的とは言えない
③財務データを見ると安定しておらず、投資には向いていないかも

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フォードの配当・利回り

フォードは2020年から約1年半にわたり、配当を停止していました。新型コロナウイルスによる業績悪化で、財政面の強化策として実施されました。

配当復活後も配当額は停止前と比べて減少しています。

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フォードの株価上昇率・時価総額

フォードの株価上昇率時価総額を解説していきます。

フォードの株価上昇率

2011年からの10年間の株価上昇率はS&P500と大きく差をつけられています。
フォードの株価上昇率だけで見ても伸び悩みが発生しています。

フォードの時価総額

2022年4月25日現在の時価総額621.6兆ドルです。株価の割安・割高を判断できるバフェット指標で計算すると約0.30となります。
1を超えると割高、下回ると割安と言われているので、かなり割安な数値が出ています。

バフェット指標の計算式

当該国の株式時価総額÷当該国の名目GDP×100

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フォードの事業内容

ここからはフォードの事業内容について解説していきます。

事業内容

フォードは1903年に創業され、119年にもわたり自動車会社の代表格として知られています。創業者のヘンリー・フォードは2度の自動車会社の失敗を経てフォードを設立したそうです。

自動車市場は今後、電気自動車が支配していくと言われているなか、新興企業のテスラが電気自動車をリードしている状況です。

ですが、フォードも電気自動車向けの投資を2026年までに約5兆に引き上げると発表しています。

フォードの自動車

・Explorer
・Focus
・Mustung
・C-MAX
・Expedition

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フォードの銘柄分析

ここからは、フォードの財務諸表からの銘柄分析の結果をまとめていきます。

財務諸表を用いた銘柄分析

僕の分析は主に「バフェットの財務諸表を読む力」に基づいています。
ウォーレンバフェット流の分析では、その企業に永続的競争優位性があるかどうかを見極め、投資の判断を行っていきます。

永続的競争優位性とは?

まず競争優位性とは、文字通りその企業が他の企業との競争に優位に立てている状態のことを言います。その状態が今後も続いていくだろう企業に対して「永続的競争優位性を持つ」とウォーレン・バフェットは表現しています。

それでは損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書とパートを分けて財務諸表の分析結果を解説していきます。

フォードの損益計算書

まずは損益計算書から確認していきます。

粗利益率、純利益、純利益率の推移

粗利益率が40%を超えると何らかの永続的競争優位性を持つ可能性が高い

粗利益率が20%前後で推移しています。永続的競争優位性を持つ基準としては足りていません。

純利益は右肩上がり、売上高に占める純利益の割合は20%以上だと永続的競争優位性を持つ可能性があります

粗利益率は20%を切っており、競争優位性を持っているとは言い難い業績です。自動車は減価が高いので、粗利益をつくるのも大変です。

粗利益に占める販管費、減価償却費の割合

永続的競争優位性を持つ企業は、販管費が一貫して低い傾向にある

永続的競争優位性を持つ企業は粗利益に占める研究開発費、減価償却費の割合も低い。激しい競争に打ち勝つために新商品の開発や工場費にお金をかけ続ける必要がないから。

販管費率や減価償却費率も高い割合ですね。粗利益のほとんどが食われてしまっています。自動車業界は世界との競合が激しいので、CMなど広告も打たないといけませんからね。

営業利益に占める支払利息の割合

永続的競争優位性を持つ企業は営業利益に占める支払利息が15%以下の可能性が高くあります

2014年以降はずっと15%以上を推移しています。

EPS(一株当たり利益の推移)

EPS(一株当たり利益)とは?

EPS=当期純利益÷発行済み株式総数。EPSが高いほど、株価も高くなる

永続的競争優位性を持つ企業は、10年間でのEPSの推移が右肩上がりになる可能性が高い

2018年から右肩上がりになっていますが、長期的にみると順調とは言えませんね。

損益計算書では、永続的競争優位性を持つとは言い切れませんでした。

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フォードの貸借対照表

続いて貸借対照表の項目に移ります。

現金・現金同等物、純利益と棚卸資産の推移比較

永続的競争優位性を持つ企業、優良ビジネスは、大量の借入金や株式発行、資産売却なしで本業で収益を上げた結果、大量の現金を保有できている可能性が高いです

フォードの現金保有は業界平均を大きく上回っています。ここにきて競争優位性を持つ要素が出てきました。

永続的競争優位性を持つ企業は、純利益と棚卸資産が増加する傾向にあります。

棚卸資産は微増している一方、純利益は増減を繰り返し、2018年から継続的に増加しています。似たような推移ではありません。

総売上高に占める売掛金の推移

※青がフォード、オレンジが業界平均です。

売掛金とは?

商品やサービスを後払いとして取引すること

総売上高に占める売掛金の割合が一貫して同業他社より低い場合、永続的競争優位性を持っている可能性があります。

フォードの売掛金の割合は徐々に下がっているものの、一貫して業界平均より高い位置にあります。

有形固定資産(土地および生産設備)


競争優位性を持っていると、現在の設備を使い切るまで使用すればよいので経費が掛かりません。激しい競争にさらされている企業は、どんどん設備投資していく必要があり、莫大な経費が掛かります。

土地や生産設備が増加し続けています。これまでの財務データを見ると、競合企業に対抗するために設備投資の経費をかけている可能性があります。

ROA(総資産利益率)、ROE(株主資本利益率)の推移

※青がフォード、オレンジが業界平均です。

ROAとは?

総資産利益率。企業が効率的に資産を使用しているかを示す。


ROEとは?

自己資本利益率(株主資本利益率)。企業が内部留保を有効に使っているかを示す。

〈コカ・コーラは430億ドルの資産にたいして総資産利益率が12%、(中略)〈ムーディーズ〉は17億ドルの資産にたいして総資産利益率が43%である。(中略)たとえば〈コカ・コーラ〉に対抗すべく430億ドルを集めるのは不可能だが、〈ムーディーズ〉に対抗すべく17億ドル集めるのは、可能な範疇に入ってくる。(中略)〈ムーディーズ〉の根源的経済性は〈コカ・コーラ〉よりもはるかに脆弱と言える。なぜなら、業界への参入コストが著しく低いからだ。

「バフェットの財務諸表を読む力」より

ROAもROEもほぼ業界平均と似たような推移をたどっています。二つともわずかに業界平均を上回っています。

ただ、自動車業界は脱炭素・電気自動車へと変革しています。老舗と言えど変化についていけなければ、衰退していく可能性が十分あります。

内部留保と自己株式調整済み負債比率

永続的優位性を持つ企業は自己株式調整済み負債比率が0.8以下で、内部留保は増加していく可能性がある

内部留保は増減を繰り返していますが、2021年に急増しました。

自己株式調整済み負債比率は一貫して0.8を大きく上回っています。むしろ資産より負債の方が大きくなっています。


長期借入金の推移

優良企業の稼ぎ出す純利益は3~4年ですべての長期借入金を返済できるようになっている

短期借入金は長期借入金を上回ってはいけない

2021年の長期借入金が約88000、純利益が約18000です。
約4.8年で返済できる状況ですので、やや借入金の額が多いですね。

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フォードのキャッシュフロー計算書

最後にキャッシュフロー計算書の項目を確認していきます。

純利益に占める資本的支出の割合の推移

永続的競争優位性を持つ企業は、純利益に占める資本的支出の割合が減少する傾向にあります。なぜなら競争にさらされることで発生する、新たな資本投資をする必要がないからですね。年間の割合が50%以下、なかでも25%以下ならさらに永続的競争優位性を持つ可能性は高くなります。

資本的支出の額は4000~7700ほどの変動ですが、純利益の落差が激しいことが原因で表も乱れた感じになっています。

自社株買いの推移

永続的競争優位性を持つ企業は、優れた収益性を活かして長期的に自社株買いを行う傾向にあります

財政面強化のために自社株買いが停止されることがたびたびあります。

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フォードの財務諸表分析まとめ

本記事の要約

①フォードの株価上昇率はS&P500を大きく下回る
②配当額は減っており、魅力的とは言えない
③財務データを見ると安定しておらず、投資には向いていないかも

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まずは証券口座を開設して投資の準備を始めましょう。