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【2022年最新】NETFLIXの決算まとめ、株価、銘柄分析

こんにちは。サイジです。

本記事ではNETFLIXの決算結果をまとめつつ、株価や銘柄分析をして今後の展望を探っていきます。

悩む人
悩む人
NETFLIXの決算はどうだったかな? 株価は今後も上がっていくのかな? いろいろな財務データを見ながら投資の判断をしたい

こちらの疑問にお答えしていきます。※投資は自己責任でお願いします。

本記事の要約


①増収増益だが、2021年10-12月期の登録者数は会社想定より少なく、株価が下がった
②配当は行っていないけれど、株価上昇率はS&P500を大きく上回る
③財務諸表分析で永続的競争優位性を持つ要素は少なく、長期投資には向いていない可能性がある

2021年はオリジナルドラマ「イカゲーム」が世界中で大成功を収めました。

本記事ではネットフリックスの財務データから経営状況を明らかにして、投資対象として魅力的なのかを検証していきます。

NETFLIXの決算まとめ

ネットフリックスが2022年に発表した2021年10~12月の決算結果をまとめます。

NETFLIXの決算まとめ


①増収増益
②登録者数は想定より伸びが少ない
③今後はオリジナル映画に力を入れていく

①増収増益

赤着色の棒グラフは今期決算と同期のところです。同期では過去最高益を出しています。

②登録者数は想定より伸びが少ない

10-12月の登録者数が会社予想より少なかったことで、株価が暴落してしまいました。

実はNTEFLIX、アメリカでの登録者数が2013年頃から伸び悩んでいます。だからこそ海外に市場を開拓していったのかもしれませんね。海外の登録者数は拡大し続けています。
投資家向けレターでは日本とインドの登録者数の伸びが顕著だったと書いてありました。

また「競合も力をつけてきている」と言及しているので、どれだけ先行者優位の立場を確保できるかが今後重要になりますね。

③今後はオリジナル映画に力を入れていく

オリジナルドラマ「イカゲーム」が世界中で成功を収めた今後は、オリジナル映画に注力していくようです。

(参考)Letter to shareholders NETFLIX※調査はGoogle

Googleで検索されたドラマと映画のランキングです。ドラマ部門はネットフリックスオリジナルが6作品も入っています。映画は2作品ですが、今後の成長も期待できそうです。

NETFLIXの配当金・利回り・増配率

ネットフリックスは配当を出していません。

高配当株を狙っているあなたは対象外になるかもしれません。
ですが、財務データを参考にしたいあなたは次章からの株価や財務情報をご覧ください。

NETFLIXの事業内容

事業内容

ネットフリックスは月額定額でドラマや映画を視聴できるサブスクリプションサービスを提供しています。

メンバーは月額990円(同時視聴不可)、1490円(同時視聴端末数2台)、1980円(同時視聴端末数4台)のプランを選ぶことができます。

アメリカでは値上げがされており、日本でもまた値上げされる可能性があります。

NETFLIXオリジナルの有名な作品


・イカゲーム
・愛の不時着
・バードボックス
・李泰院クラス
・全裸監督
・ドント・ルック・アップ

NETFLIXの銘柄分析

ここからは、ネットフリックスの株価や時価総額、財務諸表からの銘柄分析の結果をまとめていきます。

ネットフリックスの株価・時価総額

過去10年間の推移はS&P500を大きく上回る上昇率です。

2022年2月10日現在の時価総額は1737.27億ドルです。株価の割安・割高を判断できるバフェット指標で計算すると約0.82となります。値が大きいほど割高を示しています。

2022年1月の決算発表で暴落したことで、割安となっています。

バフェット指標の計算式

当該国の株式時価総額÷当該国の名目GDP×100

財務諸表を用いた銘柄分析

僕の分析は主に「バフェットの財務諸表を読む力」に基づいています。
ウォーレンバフェット流の分析では、その企業に永続的競争優位性があるかどうかを見極め、投資の判断を行っていきます。

永続的競争優位性とは?

まず競争優位性とは、文字通りその企業が他の企業との競争に優位に立てている状態のことを言います。その状態が今後も続いていくだろう企業に対して「永続的競争優位性を持つ」と投資の神様、ウォーレン・バフェットは表現しています。

それでは損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書とパートを分けて財務諸表の分析結果を解説していきます。

NETFLIXの損益計算書

まずは損益計算書から確認していきます。

粗利益率、純利益、純利益率の推移

粗利益率が40%を超えると何らかの永続的競争優位性を持つ可能性が高い

粗利益は10年間40%を上回ることができていません。しかし近年40%に届きそうなので今後が注目です。

純利益は右肩上がり、売上高に占める純利益の割合は20%以上だと永続的競争優位性を持つ可能性があります

きれいな形ではないですが、純利益は2016年から右肩上がりです。また売上高に占める純利益の割合も2018年から20%を超すようになってきました。

粗利益に占める販管費、研究開発費、減価償却費の割合

永続的競争優位性を持つ企業は、販管費が一貫して低い傾向にある

永続的競争優位性を持つ企業は粗利益に占める研究開発費、減価償却費の割合も低い。激しい競争に打ち勝つために新商品の開発や工場費にお金をかけ続ける必要がないから。

販管費は減少傾向にあり、減価償却費、研究開発費ともに一貫した推移をたどっています。サービス提供の会社なので、生産設備を増やす必要がなくコストがかからないのが魅力です。

営業利益に占める支払利息の割合

永続的競争優位性を持つ企業は営業利益に占める支払利息が15%以下の可能性が高くあります

支払利息の割合は高くなってしまっています。ネットフリックスの業界は競争が激しくなっているので、支払利息の割合は今後も増えるかもしれません。

 

PER(一株当たり利益の推移)

PER(一株当たり利益)とは?

PER=当期純利益÷発行済み株式総数。PERが高いほど、株価も高くなる

永続的競争優位性を持つ企業は、10年間でのPERの推移が右肩上がりになる可能性が高い

2016年から急激な右肩上がりになっています。2020年はコロナでメンバーシップ登録が爆増しましたが、2021年は少し下がった結果となりました。

アルファベットの貸借対照表

続いて貸借対照表の項目に移ります。

現金・現金同等物の推移比較

永続的競争優位性を持つ企業、優良ビジネスは、大量の借入金や株式発行、資産売却なしで本業で収益を上げた結果、大量の現金を保有できている可能性が高いです

2020年の巣ごもり需要で一気に伸ばしました。不況になるとエンタメは真っ先に切られる一つです。
しかしコロナ禍でどこにも遊びに行けない不満を、ネットフリックスが解消してくれるので需要が高かったんでしょうね。

有形固定資産(土地および生産設備)


競争優位性を持っていると、現在の設備を使い切るまで使用すればよいので経費が掛かりません。激しい競争にさらされている企業は、どんどん設備投資していく必要があり、莫大な経費が掛かります。

ネットフリックスの年次報告書を見ますと、土地より情報技術にコストをかけています。

ROA(総資産利益率)、ROE(株主資本利益率)の推移

ROAとは?

総資産利益率。企業が効率的に資産を使用しているかを示す。


ROEとは?

自己資本利益率(株主資本利益率)。企業が内部留保を有効に使っているかを示す。

〈コカ・コーラは430億ドルの資産にたいして総資産利益率が12%、(中略)〈ムーディーズ〉は17億ドルの資産にたいして総資産利益率が43%である。(中略)たとえば〈コカ・コーラ〉に対抗すべく430億ドルを集めるのは不可能だが、〈ムーディーズ〉に対抗すべく17億ドル集めるのは、可能な範疇に入ってくる。(中略)〈ムーディーズ〉の根源的経済性は〈コカ・コーラ〉よりもはるかに脆弱と言える。なぜなら、業界への参入コストが著しく低いからだ。

「バフェットの財務諸表を読む力」より

ディズニー+をはじめとする競争も激しくなっているので、業界の参入コストはかなり必要と言えるでしょう。

一方ROEは2017年以降、業界平均ROEより高くなっています。本業で得て蓄えた内部留保から適切に使用していることを示しています。

自己株式調整済み負債比率と内部留保

永続亭優位性を持つ企業は自己株式調整済み負債比率が0.8以下で内部留保は増加していく可能性がある


自己株式調整済み負債比率は0.8を大きく上回っています。
内部留保はネットフリックスの成長に合わせて、着実に積み増しされています。

長期借入金と短期借入金の推移

優良企業の稼ぎ出す純利益は3~4年ですべての長期借入金を返済できるようになっている

短期借入金は長期借入金を上回ってはいけない

2021年の長期借入金が約14000、純利益が約1500です。
返済に9年以上かかる計算になります。長期借入金は多いですね。

アルファベットのキャッシュフロー計算書

最後にキャッシュフロー計算書の項目を確認していきます。

純利益に占める資本的支出の割合の推移

永続的競争優位性を持つ企業は、純利益に占める資本的支出の割合が減少する傾向にあります。なぜなら競争にさらされえることで発生する、新たな資本投資をする必要がないからですね。年間の割合が50%以下、なかでも25%以下ならさらに永続的競争優位性を持つ可能性は高くなります。

2012年だけ高騰していますが、純利益が少なかったことが影響しています。資本的支出額は2011年や2013年より少ないのです。
以降は純利益も増えて、全体の割合は永続的競争優位性を持つと言われる割合に収まっています。

自社株買いの推移

永続的競争優位性を持つ企業は、優れた収益性を活かして長期的に自社株買いを行う傾向にあります

自社株買いによってPERを上げようとは積極的に思っていない感じですね。

アルファベットの財務諸表分析まとめ

まとめ


・増収増益だが、2021年10-12月期の登録者数は会社想定より少なく、株価が下がった
・配当は行っていないけれど、株価上昇率はS&P500を大きく上回る
・財務諸表分析で永続的競争優位性を持つ要素は少なく、長期投資としての候補にはまだならない

まずは証券口座を開設して投資の準備を始めましょう。